ニトリレディス(8月29~31日、北海道·恵庭CC、6522ヤード、パー72)
首位と3打差の3位タイからスタートした西山ゆかりが、今日もスコアを2つ伸ばし、2打差で最終日最終組に入った。2日めに最終組でプレーすることはあったが、最終日最終組は初めてとなる。
西山 ゆかり フォトギャラリー
今季はファイナルQT23位の資格で、ほとんどの試合に出場権を持つ。開幕戦で予選落ちをしたのを皮切りに、22試合中予選落ちが8試合。しかし、日医工女子オープン以来6試合連続で予選通過、サマンサタバサレディースで7位タイ、センチュリー21レディスで9位タイ、meijiカップで10位タイと、後半戦にさしかかり好調を維持している。
「内心はシード権を取りたいし、早く安心したいのもあるけど、大変なことだと思うし、自分のゴルフを着実にしなければ」
と、昨日のラウンド後に語っていた西山だが、今日は7バーディ3ボギー1ダブルボギーと、出入りの激しいゴルフになってしまった。
「“よし、やってやる!”という気持ちでしたが、目標設定が、優勝!優勝!となってしまって体がついてきていませんでした。それで前半スコアを落としてしまったのですが、落ち込むことなく、上ばかりを見すぎていたことを反省して、ハーフターンしてからはきちんと自分のゴルフをしようと思いました。(前半の9ホール目の)18番でダブルボギーを打ったところから立て直すことができたので、そこは自分を褒めてあげたいです。もったいないミスをなくして、気持ちが揺れることがなくできていたらもっとよかったのかなと思います」
先週のCAT Ladiesでは開催コース·大箱根CCの近くでシニアツアーのファンケルクラシックが開催されたこともあり、練習を見てもらうことがある芹澤信雄が練習ラウンドに帯同してくれた。(
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「体のターンを使わずに手だけで上げてしまう悪いクセを矯正するために、3番ウッドをドライバーの高さにティアップして横から払うイメージで打つ練習を、芹澤プロから教わってやっているのですが、先週、どこを直せばいいかを聞いたら、“いい球が出てるんだから細かいことを考えすぎないように”とアドバイスされました」
技術的なアドバイスのようでメンタル面にも効果的な先輩のアドバイスだった。
「明日はワクワクする気持ちもありますが、あとは状況に惑わされずに、自分のゴルフをすることを忘れないようにやっていきたいです」
かつては“世界ナンバーワン”の座に君臨していた申 ジエと同組での直接対決は、マッチプレーの要素も含む。気持ちの面での成長を、“師匠”に示すことができるか!?(
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